妊娠をした時点から、育児雑誌やインターネット、友人からの体験談を聞いたりして、
妊娠、出産、育児に関する情報収集を集める人も多いでしょう。
出産間近はこんな風に身体は変化するのかな、
産後はすぐに元の身体に戻るのかなといろいろな想像を膨らませることでしょう。
しかしながら、産後の身体というのは、人それぞれ異なり、自分でも全く予測不能です。
そのため、自分の身体の変化に悩むことも多い時期であり、
出産や産後疲れや睡眠不足でストレスを抱えることも多くなります。
そんな産後の身体についてご紹介していきます。
産後の身体はあちこち痛い
産後の自分の姿を想像してみましょう。
出産直後のイメージって、赤ちゃんを抱いて幸せそうに微笑む姿を想像していませんか?
実際にテレビや雑誌で紹介されるものでは、赤ちゃんが生まれてうれしい!生まれてきてくれてありがとう!
といった感情が前面に出た母と子がうつしだされていることが多いです。
確かに出産は人によって楽と感じる人もいれば、大変だったと感じる人もいるので、
本当に幸せしかなかったという人もいます。
ただ現実としては、出産による疲労、体力の限界を感じて、
身体の節々が痛くてやっと生まれたと感じるママたちも多いようです。
そのような出産で疲労した身体は、日にちがたつほどに少しずつ改善していきますが、
一度開いた骨盤、そして伸びてしまった腹部の皮膚などはなかなか戻らず、悩んでしまうことも多いのが現実です。
妊娠している時には、産後すぐにお腹がペタンコになることを想像していたけれど、
結局戻るのに数か月かかったという人もいます。
また産後も恥骨やお尻の痛みがあり、骨盤の不具合を感じる人も多いです。
自分が産後のことを予測していても、現実は少し想像とは異なることもあり、混乱することもあるかもしれません。
忙しい産後に自分でケアするのは難しい?
出産後は骨盤ケアが重要であるといわれます。
しかし赤ちゃんのお世話が始まるとなかなか自分自身のケアができないことも多いのではないでしょうか。
骨盤ケアが重要であり、とにかく骨盤をしめるためのケアをするように心掛けたとしても、
せいぜい産後にベルトを使用するのが精いっぱいということも多いのです。
産後の骨盤底筋をしめるストレッチをする、マッサージをするといったケアまで手が回りません。
本来、妊娠や出産を乗り越えてきたママには、産後はゆっくりしてほしいですし、
産後のケアの必要性を知ってもらい、誰かの手で骨盤ケアをしてもらうくらいの癒しのケアを受けてほしいほど。
それほどママは大仕事をしたのですから。
骨盤というのは、身体の中でもとても大きくて、体幹の要ともなる骨です。
出産の時には、身体の自然な摂理によって骨盤が開き赤ちゃんが生まれやすいように動きます。
ただ出産を終えた骨盤は、少し手助けしてもとに戻す必要があるのです。
骨盤が開いたまま、ゆがんだままであると、いつまでも股関節周辺に違和感を感じたり、
歩くたびに痛みを感じることもあります。
また長い間それを放置していると、痛みをかばうために歩き方まで変化することもあるのです。
産後の骨盤ケアは専門家のアドバイスを受けるのも一つの方法
ただ現実的に、産後の忙しいときに骨盤ケアなんてやってられない!と感じるママも多いです。
そして赤ちゃんやほかの家族のことを第一に考えて、自分のことは最後…という現状がほとんど。
しかしそんなママに知ってほしい。
産後の骨盤ケアは、やはり出産を終えたママには必要なケアであり、
今後の生活にも影響することなのでしっかりと骨盤ケアについて考えてほしいと思います。
骨盤ケアをしてくれる専門家もたくさんいます。
忙しい時間の中でも短期間でケアできる専門家のアドバイスを受けてみるのも一つの方法です。